新型コロナウイルスの感染の影響ですっきりとしない中で、小さな喜びを感じることのある日々を送っています。
生後10ヶ月を迎えた孫の日々の成長に目を細めています。1つ芸が身につくたびに動画を撮影し、何度もくり返し見たり、無邪気な表情や仕草をカメラに収め、画像をながめたり。孫のおかげでうれしくたのしい日々が多かったように思います。
先日、一年間にわたる販売員の研修会で、成果発表会がZoomを利用しておこなわれました。その発表会で弊社社員がとてもわかりやすく、よく努力したあとを感じることのできる発表をしてくれました。学びの成果に安心と喜びを感じました。さらに主催者から表彰を受け二重の喜びを感じました。
4月から始めた社員研修が2か月かかりましたがやっと終了しました。その研修内容が、悩みをかかえていた社員の心に届いたようで、表情に変化があらわれ、やってよかったと安心しました。また
ある社員は、学びの内容を家庭に置き換えて、すでに実践され、家庭内でのコミュニケーションもよくなり、家族が一つの方向に向かって協力し合えているという報告もあり「よかった、よかった」という思いです。ほとんどの社員から社員研修という場を与えてもらったことに感謝の気持ちと、私に対するねぎらいの言葉が多くありました。
最近、車の運転をしていて、あえて「お先にどうぞ」と歩行者や車に対して譲ることを意識していますが、そのたびに「よかった」という安心感と、小さな喜びが心に湧き上がってくるのを感じています。
このように振り返ってみると、こうした小さなことに心が喜んでいると感じることが多くあることに気づきました。心をおだやかに澄ましていると小さな喜びが寄ってくるように思います。無心であること、人の役に立つこと、人に親切にしてあげること、人に譲ること、こうしたことが心の喜びにつながることになると思いました。このような小さな心の喜びを積み重ねていくことが幸せの道を進んでいることになるのだろうと思いました。
2020年7月 354号より 芳野 栄