「ワーッ、きれいなまっ青な海」。飛行機を降り宿泊所にむかうバスの中での第一声。その声にスタッフ全員が一斉にその海の方に視線を向けました。
今年の社員旅行は、六年ぶりに二泊三日で石垣島へ行ってまいりました。バスの中での第一声が象徴するように「感動」と「楽しさ」いっぱいの三日間だったようです。毎日忙しい日々を過ごし、充分なコミュニケーションがとれない中、二泊三日ではありますが、二十四時間寝食を共にし、心を通わせ合い、一体感をつくっていくのはとてもいいことです。おかげさまで一気にスタッフ間同士の距離が縮まったように思えます。
印象に強く残っているのは、全員を二チームに分け、全員でおこなった卓球大会でした。負けたチームには罰ゲームもあり、プレーするスタッフも、それを応援するスタッフも必死です。二十名のスタッフが心を一つになっているのを感じることができました。また同時にその時の皆から発せられるエネルギーの大きさに驚きました。もう一つスタッフ全員で楽しめたのは、恒例の入社一年生による余興でした。入社一年生五人は、先輩達を喜ばせようと、旅行前から企画し、練習を重ね、発表当日も事前に打ち合わせをし本番に臨みました。皆を喜ばせてくれたのは、”セーラームーン戦士”の歌と踊りでした。
五人が”セーラームーン戦士”に仮装し踊るのです。全員が大爆笑の拍手喝采。
かわいいジュピターや「気持ち悪い」と言われたセーラームーン(男子スタッフが女装)などとてもたのしいエネルギッシュなダンスに、スタッフ全員の心が一つになりました。
全員で感動いたしました。
社員がこのように仲よく、たのしそうにエネルギッシュに活動する姿を見て私も心から楽しむことができ、心満たされた社員旅行となりました。
社員から寄せられた感想からも楽しい旅行だったことが伝わってきます。
「今回ははじめて石垣島へ行き、空や海もきれいでしたが何より空気のキレイさに感動しました。十月半ばでも30℃を越える暑さでしたがその暑さも島のよさだと感じました。心と身体の良いリフレッシュとなりました。スタッフの方々はいろいろな国の方がいて話すのもたのしかったです。すてきな旅行ありがとうございました。」
「今回の社員旅行は”笑顔のつまった三日間”だと感じました。特に全員でやった卓球大会や入社一年生による余興の時は、皆で大笑いする程、たのしい会となりました。思い出に撮った写真は、どの顔もとても良い表情で見返すたびに笑顔になれます。この笑顔は、木輪のスタッフ一人ひとりが生み出してくれたものだと思います。たのしい思い出を一緒につくってくれた木輪スタッフと旅行に連れていってくれた会社に感謝です」
写真にうつったとてもいい表情の社員に私もたのしさがこみ上げてきました。
2016年11月 第310号より 芳野 栄