屁理屈は慎もう

 

  庭先の草花が一気に開花、成長してきました。雰囲気がパッと明るくなり、暖かい陽気と共に私たちの心も和やかにさせてくれます。年度初めということもあり、気持ち新たに皆さまへよりよい商品とサービスをお届けできるよう努めてまいりたいと思います。

  今月は、私の失敗談です。同じようなことがないように自戒の念を込めて書かせていただきます。

 表題の「屁理屈」とは、「道理の通らない話」「言い逃れに過ぎない話」という意味の言葉です。 屁理屈を言う人の特徴としては、自分の非を認めない、自分を否定されることを極端に嫌う、自分が正しいと主張しようとする、他人の意見を受け入れようとしない、「でも・・・」「だって・・・」「いや・・・」と否定的な発言・態度をとるなどが挙げられます。

 私が修業先から帰ってきて、木輪で働きはじめ、1,2年が経ってからのことですが、父である会長(当時の社長)から言われることに、「ハイ」と言えず、持論をぶつけていた時期がありました。 自分が今までに経験してきた修業先での教えややり方が「正しい」と思い込み、またその考え方を自分にとって都合の良いように解釈して、あたかも正論を言っているかのように言い返していました。修業先では師の教えを守り、技術を理論的に学び、経験してきたため自信があったのでしょう。 それゆえに、木輪で培われてきた技術ややり方を受け入れられず、その真意を知ることなく、反論していました。今となっては、他のスタッフが見ている前で会長に反論している姿は大変醜く、恥ずかしい行為だったと感じています。

 謙虚さがなくなってくると、自身の考え方が正しいと思い込み、相手の主張が受け入れられなくなってきます。そして、それ以上学ぼうという気持ちが薄れ、必然的に成長は止まってしまいます。また、その頃私は自分に謙虚さがなくなっていることに全く気づきませんでした。今、ふり返ると大変恐ろしい体験です。

 これからも、自らの発言、態度には十分注意し、

①自分の考え方が絶対(正しい)と思っていないか

②相手の意見を受け入れられているか

③自分に非があるとわかったときは謝罪できているか

ということをふり返りながら、わがままな心を抑え、謙虚さを保てるよう努めてまいりたいと思います。